製品
汎用性の高い公差補正ソリューション
WITOL Helixは、全く新しい作動原理で、WITOL製品ファミリーに新たなインテリジェントな締結ソリューションを提供します。WITOL Helixは、ねじとWITOLの間に摩擦抵抗力を発生させることなく、効果的な公差補正を可能にします。
WITOL Helixは、ネジでもスタッドボルトでも使用できます。ネジを使用する場合、WITOLはネジ頭を押すことにより、相手部品との公差補正されます。スタッドボルトとナットを使用する場合は、ナットを押すことにより、相手部品との公差補正されます。
ヘリックスの作動原理
WITOLヘリックスは、2分割されたプラスチック本体の外周にピッチの広いねじが設定されています。相手部品の内ねじとWITOL外ねじの間にはねじ遊び(Free play)があり、これがWITOL Helixの軸方向補正機能を可能にします。締結ねじは、接続する部品の対面にあります。WITOL Helixの内部には、金属製のコンプレッション・リミッター(ワッシャ)があり、低設定挙動によるプレテンション力の伝達と維持に不可欠です。
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組み立て前の位置
組み立て前の位置では、締結される2つの部品間のクリアランスは一定ではありません。WITOL Helixは被組付け部品に仮組みされます。
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ボルト締め
ボルト締め、もしくはスタッドボルトで締結する場合には、ナットを締め付けることで、WITOLは2つの部品間の隙間を補正します。
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公差補正の作動
プリテンション(仮締め)をかけることで、2つのプラスチック製本体が互いの方向に移動し、界面にタイトフィットが生まれます。
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WITOL公差補正
同時に、プリテンション力は、締結される部品を保持するボルトヘッドまたはナットヘッドの間に導入されます。
FDH(Flush Door Handle)に最適
WITOL Helixは、フラッシュアウタードアハンドルの組付けに最適です。軸力を加えることなく正確な位置決めができるため、ねじ込み時の位置決め精度が損なわれません。これにより、各部品の変形を防ぎ、正確で永続的な位置決めを保証します。WITOL Helixの機能原理は、正確な位置決めが必要な部品に対し、更なる可能性、適用範囲があります。
WITOL Helixの特徴
- ボルトヘッド/ナットと締結されるインターフェイス間にトルク低下の無い構造
- 信頼性と耐久性のある締結を保証
- 軽量で頑丈な構造
- ブラインドボルトに最適(目視できない締結部分、隠れた締結部分の締結にも最適)
- 汎用性、自由度 – ネジまたはスタッドボルトによる固定
- ねじは、ご要望に応じてWITOL Helixに直接組み込むことができます。
WITOL Helixは、公差を効果的に補正し、摩擦力を最小限に抑えた信頼性の高い締結を可能にする革新的なソリューションです。
WITOLのメリットについてもっと知る:
どこにWITOL Helixは使用されますか?
応用例。
ドアハンドルは、車両の品質認識に決定的な寄与をします。特に、外装のドアハンドルが同一高さの表面にある場合、公差はWITOLにより補償可能です。
高精度を必要とするヘッドライトとテールライトの固定。 WITOL Basicを使用することで、接続されるコンポーネント上のエッジの見栄えの悪さを系統的に避けることができ、複雑な設置条件であっても、サイクル時間が最適化され、組み立てプロセスが簡素化されます。
WITOL Helixは、テールゲートモジュールの付属品用途にも使用されています。その大きさと重量から、テールゲートモジュールは、従来のタンクカバーに比べ公差が大きくなっています。
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